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胆のう・胆管の病気(胆石・胆のう炎・ポリープなど)

胆のうは、胆汁を一時的に貯めて濃縮する袋状の臓器で、西洋梨状の形をしています。食事をする際に貯めていた胆汁を胆管を通じて十二指腸に出す役割があります。

胆汁は肝臓で生成される黄褐色でアルカリ性の液体で、食べ物とまじりあって、脂肪の吸収を助ける働きがあります。

胆石症

胆汁の成分が固まって石状になり、胆管や胆のうに溜まる病気です。コレステロールが主成分であることが多く、女性、肥満、中高年に多いとされています。痛みや症状を伴わず、日常生活に支障を来たさないことも多いため、検査によって始めて見つかる場合があります。症状が無い場合は、特に治療をせずに経過観察をしますが、痛み(みぞおちや右脇腹)や炎症が生じている場合には、薬物治療、手術治療などがおこなわれます。

胆のうポリープ

胆のうに数mm~数十mmの隆起性の病変ができる病気です。多くはコレステロールポリープで良性のことが多いですが、10mmを超えるものや、増大傾向を認める場合は胆嚢がんの可能性があり手術が必要となる場合があります。胆嚢がんは自覚症状を認めず、発見された時には治療できないことも多いため、定期的な検査が重要です。超音波検査でよく観察することが可能です。

 

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